クラウドファンディング(英語:crowdfunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。現在、クラウドファンディングは芸術家支援、発明品やフリーソフトウェアの開発、個人法人のプロジェクト、防災、政治運動、ベンチャー企業への出資、など幅広い分野で活用されています。
クラウドファンディングの仕組み - 登場人物 -
クラウドファンディングの仕組みを説明します。クラウドファンディングに関わる主な登場人物はプロジェクトオーナー(プロジェクト推進者) 、サポーター(資金提供者) 、プラットフォーマーです。
プロジェクトオーナーはインターネット上で「こんな商品を作ってみたいけどお金がない」や「発展途上国に学校を作る為の資金を集めたい」等の思いや目的を持った人々です。
サポーターはプロジェクトオーナーに対して、資金提供することでプロジェクトを応援したいと思っている人々です。
プラットフォーマーはプロジェクトオーナーに対してインターネット上でプロジェクトを広告し、サポーターを集められるサービスを提供します。
クラウドファンディングの仕組み - 流れ -
まず、プラットフォーマーにプロジェクトオーナーがプロジェクトの広告を出します。次に、プロジェクトオーナーと同じ目的を持ったり、考えに共感したりする人たち(crowd)が資金を持ち寄り、活動資金としてプロジェクトオーナーに提供(funding)します。そして、集まった資金をもとに、プロジェクトオーナーが目的達成に向け活動をします。最後に、無事目的が達成された際はリターン(成果物や記念品、金銭、達成感等)をサポーターたちと分かち合うことができます。(※)
クラウドファンディングは資金提供に対するリターンの形態で下記3つに分類されます。
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- 寄付型
- 金銭的リターンがない。例:発展途上国に学校を作る為の寄付集め等。
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- 投資型
- 金銭的リターンがある。例:ベンチャー企業への出資等。
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- 購入型
- プロジェクトが提供する権利や物品を前払的に購入し、支援を行う。例:発明品やフリーソフトウェアの開発等(完成後の商品や初期利用権を購入)。
以上がクラウドファンディングの一般的な説明になります。
※ もちろん、達成できないこともあります。達成されなかった際の資金の取り扱いはプロジェクトによって異なります。